胸郭出口症候群
胸郭出口とは、第一肋骨、鎖骨、斜角筋、小胸筋などによって作られた空隙で、神経や血管の通り道です。
ここで神経や血管が圧迫されるものを胸郭出口症候群と総称しています。胸郭出口症候群には次のものがあります。
- 斜角筋症候群
- 首の斜め前にある斜角筋によって神経・血管が圧迫されるもの。
特に前斜角筋と中斜角筋の間のスペースを斜角筋間隙といい、そこで圧迫が起こるもの。 - 肋鎖症候群
- 第一肋骨と鎖骨の間のスペースで、神経や血管が圧迫されるもの。
- 小胸筋症候群
- 鎖骨のやや下、胸のところにある小胸筋によって神経や血管が圧迫されるもの。
これらのものはほぼ似たような特徴を示します。
- 手の小指側が痺れる。(圧迫される神経が手の小指側を支配しているため)
- 20~30代の女性に多い。(女性の方が、胸郭出口のスペースが狭いため)
- なで肩の女性、いかり肩の男性。
- 長時間、同じ姿勢でデスクワークをする人に多い。
これらをカイロプラクティック的な立場から見ていきましょう。
- 首や胸椎、肩の関節の動きが悪くなっている。歪みを起こす。
- ⇒これらに付いている筋肉の働きが異常になりストレスを受ける
背骨から出ている神経の働きが低下し、神経に支配されている筋肉も影響を受ける
⇒筋肉が過緊張を起こす
⇒神経・血管の圧迫が起こる
肩こり・首こりなどでも筋肉の過緊張を起こす為に胸郭出口症候群と同じような症状が出る方もおられます。
カイロプラクティックは骨格だけの矯正だけではなく筋肉などの軟部組織などのアプローチも必要になります。
また胸郭出口症候群になった原因そのものを改善していきます。
【実際の施術例から】28歳女性:事務
症状:肩こり・首こり・たまに頭痛(この時期は眠りが浅いそうです)
7月22日に写真を撮らせて頂きました。施術は7月22日の一回だけです。お客様はリピーターの方で毎週来院されます。
お客様の左の写真を見ると猫背で肩が下にさがっているのがわかります。おそらく胸郭出口症候群の症状が少し出ていると思います。
左の小胸筋(胸の筋肉)と鎖骨が異常に下がってました。
鎖骨が下がるということは肩関節は鎖骨と連結をしているので肩が自動的に下がります。
ここまで体が歪んでいるとご自身の自然治癒力が働かずに眠りが浅いのうなずけます。体がすっきりしていない状態で睡眠をとっても翌日に疲れが残っている状態・・・。そしてまた体が辛い・・・。ほとんどの方がこういう負のスパイラルになってます。
カイロプラクティックの施術を受けて効率の良い睡眠を取りませんか。
店舗情報
店名 | ライフ・カイロプラクティックラボ |
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住所 | 〒666-0033 兵庫県川西市栄町10-5 パルティ川西1階 MAP>> (ラソラ川西1階より連結通路で直結) 阪急川西能勢口駅より徒歩2分 |
営業時間 | 平日 10:00~最終受付20:00、最終施術21:00~ 土日祝 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
TEL | 072-755-7079(予約優先) |