経営実践研究会

受け継がれてゆく

いつも沢山のお客様にお越しいただきありがとうございます。

兵庫県川西市 ライフ・カイロプラクティックラボの大道です。

 

 

本日はとっても良いお天気でしたね!

今朝は犬の散歩をされてるご近所さんに出会い、そのワンちゃん🐶が人懐っこい子でかけよってスリスリしにきてくれて朝から癒されました💕

 

 

さて、最近色んな方からお話を聞く機会をいただき、その度に色々考えさせられます。

今週はオンラインセミナーに参加させていただきまして、経営実践研究会で活動されているお二人の方からお話を聞かせていただきました。

今回のテーマ

会社の継ぎ方 活かし方 ~ 一番重要なのは「心の継ぎ方」だった ~

2025年には後継者不足によって127万もの日本の中小企業が休廃業によって消滅し、650万人分の雇用と22兆円のGDPが失われる『大廃業時代』となると、中小企業庁からの指摘がありました。

世代を超え事業をどのように存続させていくことができるのでしょうか?

中小企業庁によると、あと数年で中小企業・小規模事業者の経営者は約3分の2が70歳以上となり、そのうちの半数は後継者が未定とのこと。

私のような一般の会社員からすると、中小企業の社長さんは元気なうちは定年など年齢関係無しにバリバリ働かれて、そして後に子どもさんへ代々受け継がれていくものだと単純に考えてしまいますが、そう簡単なものではないようです…。

 

まずお話いただいたのは、企業再建・承継コンサルタント共同組合安藤ゆかりさん

再建問題や継承問題でお困りの方に対しアドバイスをされるプロで、これまで約1000件を超える再生支援、事業継承、廃業支援などに取り組んでこられました。

また、会社を再生させるための再生人材の育成もされており、その人材を登用して困っている会社の立て直しを図っています。

分かりやすく言うと・・・リアル半沢直樹!私もドラマにはまって見てました😆

 

このセミナーの参加者の多くは経営者のため、次のような質問をされました。

会社の借入金額は?
残債は?
月々の返済金額は?
純資産は?
減価償却はその期に全て償却できていますか?

この質問の意図とは、これからの経営者は数字に強くないと生き残っていくことが非常に難しく、決算書を読めるようにしておくべきとのことでした。

 

確かに会社の状況や全体像を把握しておくことは経営者の方にとってとても大切ですね。

 

また、これまで携わってこられた中での事例をいくつか挙げていただき、単に数字だけのことではなく継承というのはやはり人間同士の問題でもあり、現経営者の方が売上の良い部分だけでなく借入などの部分もきちんと後継者に理解させられているか、継ぐ側の方(例えば息子さんや娘さんの場合)がどれだけ会社の状況を理解しているか、継承をする上での新社長は現社員に対する信頼を得られるか、継ぐ方に兄弟がいた場合のトラブル、後継者としての意識を持たされてこなかった、などなど、それぞれ会社毎に異なった事情があるようです。

初代経営者というのは特別な想いを持って事業をされてきたわけで、その会社で頑張ってこられた宝である社員の方々がいて、また経営を継いでいく方がいて。

できればトラブルも無い状態で円満に代々引き継がれていく会社であってほしいですが、人間によって時代によって変わっていくものもあり・・・

その家族間で解決できないことを、安藤ゆかりさん達は豊富な経験と知識で解決できるように日々取り組んでらっしゃいます👏✨

 

次にお話いただいたのは株式会社一二三工業所代表取締役一二健夫さん

大阪市住之江区にある、給排水衛生設備工事など水に関わるお仕事をメインにされている会社の三代目社長になります。

創業者は一二さんの祖父で、戦後の復興を志して今の会社を立ち上げられました。

二代目はお父様が引き継がれ、そして現在その息子さんである一二健夫さんが引き継ぎ、創業はもう60年以上になるそうです。

 

このように、おじい様からの立派な会社を引き継ぐって相当なプレッシャーではないでしょうか・・・

 

一二さんはガチガチに引き継ぐ為の教育をされたのかと思いきや、お父様からは『30歳までは好きなことをしたらいい』と言われてきたそうで、大学卒業後は同業種の大手の会社に就職。そして、営業部門、工事部門、営業所長などを経験し、やりがいを感じ8年ほど勤めていたある日にお父様のご病気が発覚…。一二さんは勤めていた会社を退職し、お父様の会社に専務として勤めることになりました。

そこからはみっちり引き継ぎを受けられたのかと思いきや、簡単に業務を説明されただけで、あとは好きなようにすればいいと手書きの資料を手渡されただけだったそうです。

なんと!どうしたらいいんやーって私ならパニクリそうです(;゚Д゚)

 

ご自身では『何も専務時代』と言われていますが、最初は社員さんともお客様とも接点を作らず、ただひたすら猛勉強。ただし経営理念は作成。

「喜んでいただくこと」
一、社員とその家族に
二、お客様一人一人に
三、地域社会の皆様に
全ての方々に喜んでいただける企業となること

そして二年後に専務から代表に就任すると、初めて会社を引き継ぐことや経営することの重みを感じられたそう。

 

『会社を絶対に潰してはいけない』という想いから『やり方』ばかりを追い求める中で、今回のセミナーの主催でもある経営実践研究会と出会い、また色んな方との出会いから多くを学び、考えが大きく変わったそうです。

様々な気づきを得て、その後改めてお父様の手書きの資料の想いであったり、創業者であるおじい様の想いを感じることができました。

 

☆『会社を変えなくては』⇒ 『社会を変えたい』だから『自分を変えよう』

☆経営者と社員 ⇒ 共に働く仲間 役割分担 立場は同じ 感謝する 認める 信じる 頼る 任せる 愛する

 

今では上記のように考えも変化し、社員やその家族を大切にし、社内勉強会を行ったり、社員が発言しやすいような居心地がいいような雰囲気作り、楽しいイベントもみんなで考えたりしています。以前セミナーで一二さんの社員の方々も来られていましたが、すごく仲がよさそうで良い雰囲気♪

また、社外の様々なことにも目を向け、自分の会社の事業に関わることだけでなく、地域社会への貢献もされています。

 

普通でしたら、どうしても自分の会社や自社の業種に関わることだけに着目しがちですが、こうやって社会貢献もされ、未来へのビジョンもきちんと持っておられるのが本当に素晴らしいなと思いました👏✨

 

今回もお二人から本当に多くの事を学ばせていただきました。

本当にありがとうございました。

 

素晴らしい会社は、後世にまで永遠に引き継がれていってほしいなと思います。

 

 

当院も自分達のものではなく社会のもの。

お客様を笑顔と幸せにできるように頑張ります!!

それでは、明日もみなさまのお越しを心よりお待ちしております🍀

 

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