いつも沢山のお客様にお越しいただき本当にありがとうございます。
兵庫県川西市 ライフ・カイロプラクティックラボの大道です。
今回は当院のお客様にも多い「坐骨神経痛」についてお伝えさせていただきます。
立ちっぱなしのお仕事、例えば、デパートの販売員、スーパーのレジのお仕事、工場の製造ライン、警備員、調理師、美容師のお仕事などなど、体に負荷が大きく本当に大変ですよね。
特に、同じ姿勢を長時間続ける仕事は、筋肉が局所的に緊張したままになりがち。
なんだか最近、お尻辺りから太もも、時には足先まで痺れや痛みが出てきた…
感じ方は人それぞれですが、ピリピリ、ジンジン、ズキズキなど。
そのような方は、もしかしたら坐骨神経痛かもしれません💦
神経は大きく分けて二つあります。
中枢神経脳と脊髄からなります。
全身の様々な部位から送られてきた情報を受け取り、判断し、全身に指令を送る神経系統の中心的な働きをしています。
末梢神経中枢神経と、体の各部を結び、情報の伝達を行っています。
末梢神経のお陰で体を自由に動かしたり、温度を感じたりすることができます。
坐骨神経は末梢神経の一つで、体の中で最も太くて長い神経であり、一番太い箇所ではボールペンほどの太さがあります。
その神経は、腰→お尻→太ももの後ろ側→足先まで繋がっています。
私達が自由に足を動かしたり、痛みや熱などの刺激を感じたりできるのは、坐骨神経の働きによるものなのです。
先程お伝えした坐骨神経の周辺に痺れや痛みが出る事を「坐骨神経痛」と言います。
特にお尻や太もも辺りに症状が出る場合が多く、酷い方は足の指先にまで症状が出たり…
症状の出方は人それぞれですが、重怠い感じから段々と痺れや痛みへと変わり、歩行しづらくなる方もいらっしゃいます。
坐骨神経痛になる原因としては大きく次の3つが考えられます。
坐骨神経痛の原因
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 梨状筋症候群 など
主な原因を取り上げましたが、これ以外にも他の疾病による可能性もございますので、まずは原因を知っておくことが大切です。
この3つ中でも、日頃の姿勢などが大きく影響してくるのがお尻のインナーマッスルにあたる梨状筋症候群になります。
次の図をご覧いただくと、実はお尻はこんなに沢山の筋肉からなり、何層かに重なっている箇所もあります。
そして今回お伝えする梨状筋は、お尻の真ん中の仙骨と太ももの骨の大腿骨をつなぐ筋肉で、脚を外側に回すなど股関節を開いたりするときに大切な筋肉です。
次の図をご覧いただくと、坐骨神経はお尻の梨状筋の下を通り背面に出てきて、そのまま足元まで繋がっています。
筋肉と神経が非常に密接なので、筋肉の状態が神経にも大きく影響を与えてしまいます。
立ちっぱなしのように同じ姿勢が長時間続くようなお仕事ですと、筋肉の動きが少ないので硬く強ばりやすくなり、血管を圧迫して血流が悪くなります。
そしてお尻周辺の血流が悪くなると、筋肉がますます硬くなる悪循環…。
結果的に、硬くなった梨状筋などが坐骨神経を圧迫し、痺れや痛みが出てしまいます💦
痺れや痛みが酷くなると歩くことさえ辛くなってしまい、運動不足 ⇒ 筋力の低下 ⇒ 下半身のバランスが悪くなる ⇒ より歩きにくさが増す、というように負のスパイラルとなってしまい、ご高齢の方になると介護の必要まで出てくるかもしれません。
また、実は20代の若い方でも発症することもあり、年齢に関係なくどなたでも起こり得る症状になります。
その為にも坐骨神経痛のような兆候が見えだしたら、なるべく早く対処することをおすすめします。
骨盤の後ろ側にあたるお尻の筋肉。
梨状筋や周辺の筋肉の緊張が緩むと、坐骨神経痛の緩和だけでなく、筋肉バランスも整いやすくなるので骨盤の歪みも改善されていきます。
硬くなった梨状筋を緩めるには、テニスボールでお尻をコロコロするのもお手軽でおすすめ!
慢性的な腰痛の方もお尻の筋肉をしっかり緩めてあげてくださいね。
当院の施術では、お客様が本来持っていらっしゃる自然治癒力を引き上げて、なるべくお体に優しく安全に骨盤や骨格の歪みやバランスを整えていき、硬く強ばった筋肉の緊張を緩めていきます。
カイロプラクティックは骨をバキバキされそうで怖い…というイメージをお持ちの方も驚くほど穏やかな施術となっておりますのでどうぞご安心くださいね。
ぜひ日頃の姿勢を一度振り返ってみて、日常的なケアをして体の良い状態をキープしましょう。
痺れや痛みの無い健康的なお体を目指しましょうね!
全てはみなさまの笑顔と幸せのために…
みなさまのお越しを心よりお待ちしております🍀