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兵庫県川西市 ライフ・カイロプラクティックラボの大道です。
何回かに分けて骨盤の重要性について取り上げさせていただいておりますが、今回は女性と男性の骨盤の形の違いについてお伝えさせていただきます🦴
※前回までのおさらい※
骨盤の重要性《①骨盤とはどんな骨?》
骨盤の重要性《②骨盤の役割》
『歩く』『立つ』『座る』など様々な動作をする上で重要な役割をしてくれている『骨盤』
そんな骨盤が、実は男性と女性に形の違いが有るのをご存じでしょうか?
子どもの頃は形にほとんど男女差は無いのですが、思春期になりホルモンの影響で体のあらゆる部位に変化が起こり始めると、骨格も含めて骨盤の形も変化していきます。
次の図は女性と男性の骨盤の形です。
パッと見た感じでも形がずいぶん違うことがお分かりいただけると思います。
それでは、次に具体的な特徴をご説明させていただきます。
女性の骨盤の特徴
- 幅が広くて縦が短く浅い形
- 骨盤の上部入口の形が楕円形に近い
- 恥骨下角の角度が男性よりも大きい
- 仙骨が幅広くて短い
- 仙骨が男性よりも後ろに倒れ気味
男性の骨盤の特徴
- 幅が狭くて縦が長く深い形
- 骨盤の上部入口の形が丸形もしくはハート形に近い
- 恥骨下角の角度が女性より小さい
- 仙骨が細長い
このような形の違いが有るのは、やはり、女性は妊娠出産に適した形、男性は動きに特化した安定しやすい形であることです。
骨盤の内側には内臓がおさまっているので、本来ならば男性のようにある程度幅が狭くて縦長の形の方が体も安定しやすくなります。
しかし、女性の場合は妊娠や出産があるので、産道を広く保つため骨盤は横幅が広い構造となり、生殖器などの内臓がずり落ちないギリギリの幅を保っています。
恥骨下角の角度が大きいことも、赤ちゃんが通りやすいようになっています。
それらの構造から、上半身の体重がかかり、下半身からの振動や衝撃が有った時には、骨盤へ部分的に負荷がかかりやすく偏りやすくなっています。
また、女性は骨盤周りの関節も男性に比べて柔らかく柔軟性があり、筋肉量も少ないのでより安定しにくいなどの特徴が有ります。
よって、骨盤が歪みやすく傾きやすいのも女性のほうが圧倒的に多いのです。
左のイラストを見ていただくとお分かりになるように、女性は妊娠出産時は赤ちゃんと骨盤が密接な状態になります。
出産時には大きく骨盤が開き変化していきます。
出産後は時間とともに元の形に戻ろうとしますが、もし歪んだ状態のまま固まってしまうと、骨盤の歪みから骨格など体全体への歪みへと影響し、肩こりや腰痛など体のあらゆる不調に繋がったりもします。
男性ももちろん骨盤が歪むこともありますが、女性はより歪みやすく要注意ですね😫
本日はここまで✋✨
次回は骨盤を歪ませてしまう姿勢や動作について取り上げます!
全てはみなさまの笑顔と幸せのために…
みなさまのお越しを心よりお待ちしております🍀